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2025年06月17日
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モデルがここからはえてくるんだ

2021年01月10日
●Vroid



動画をあげました
というよりモデルを作りました
モデリングに関しまして、今までの経験を元に備忘録も兼ねて色々メモすることにします




拍手






★前提
Vroidでの二次創作のモデル作成としては今回初めて服まで自分で作りました ハイ…

VroidはPMXモデル(MMD向けモデル)作成を前提にしてはいない
……という前提を頭に置いておくとよい かもしれない

操作方法とか基本的な部分の諸々についての説明は省いてます
主に「どういう問題があって」「どういう対処をしたか」というトコのみ書いてあるので
具体的な方法については単語とかでggって頂けると分かると思います 多分

むしろ私もよく分かってない部分があまりに多すぎるので
非効率的な事を説明してたら「非効率的な事をしているなあ」と笑ってください

★使用ツール
・Vroid(0.12.1)
・VRM to Pmx Converter(0.5)
・PMXEditor(0.2.5.7)
 以下使用プラグイン
 →VRM2PMX変換モデルの最適化
 →闇鍋プラグイン
 →身長158cm
 →ウェイト保存・転送
 →準標準ボーン追加
 →調整用ボーン作成
 他
・MikuMikuDance(9.10)
以下省略

★Vroidでやる事
●モデリング
・今回髪型のベースとしてマゼンタ工房様のプリセットを使用しました
 (それより前のモデルは全部一から生やしてます)
 その後主に前髪の調整・ベースヘアーの非表示化とそれに伴い出来た穴を埋めました
 揺れ物設定もほぼそのまま使用させていただいたのですが
 一部髪束に適応するのを忘れてしまいました

・腰ひもは髪の毛で作りました
 ただそのままだと動きが頭に依存してしまうのでウェイトを塗りなおす必要があります(後述)

・服はシャツ襟のロングコート+コート用ズボン+ハイカットスニーカーです

●パラメータ
・ざっくりとした大きさや長さ、身長などは後からPMXEでいくらでも弄れるので
 あっちでは弄れない部分を特に重点的に
 主に顔のパーツ全般と服全般 後は指の太さとか 首の長さとか
 たしか目の横幅はスライダーじゃ足りなくて更に数値を足した気がする

・ロングコート
 ウエストを絞る(ベルト)とか裾を絞るとか袖をまくるとか使った気がします

・ブーツ風の足元はハイカットスニーカー(リボン部分透過)に
 コート用ズボンの裾のパラメータをうまいこと弄って無理くりめり込ませて一体化させてます

●テクスチャ
・今回瞳はパラメータを一切弄らずテクスチャだけでサイズ調整しました
 どっちがいいのかは よく分からない

・Vroidで作ったモデルをそのまま変換してMMDに突っ込むと大概中の肌などが貫通するので
 衣服が被っててまず見えない部分は大胆に透過してしまっていいと思います
 ただ胴~首の繋がりが分かりづらいので注意 バックアップ大事

・Vroid”っぽさ”の一つに写実的な陰影のテクスチャが挙げられると思うので、
 手っ取り早くイラスト調にしたい時は影を減らすように塗りつぶすといいかもしれない
 勿論自分でテクスチャ描けるならそうしたほうがいい 良いに決まってるだろッ…!

・服はほとんど色変えたままです
 後はベルトとか合わせの部分とか袖のボタンとか描き込んでます
 ネックレスを作るならここかなあと思ったのですが、
 どうしてもペターッとなってしまう上
 ポリゴンの割り方の都合でキレイにはならないだろうということで断念

●表情
0.12の新機能ですがこれがも~~~便利 本当に欲しかった機能 ありがとうございます

・目の縦幅を小さくするとどうしてもまばたきの時にアイラインがめり込んでしまうので
 ここで調節できるようになって本当に 本当に嬉しい……
 あとデフォの口が結構デカくて、よく幅を縮めたりするので、
 それに伴い「う」の口の調整とかも頻繁にするかも(今回は使わなかった)

・「楽しい」の表情の時の目が「笑い」に、口が「ワ」に……とか
 多分表情を分割してモーフが適応されると思うので(曖昧)
 このキャラはこんな顔しない……と思ってもしっかり調節しよう ねっ


出力

VRM to Pmx Converterにて変換


★PMXEでやる事
●VRM2PMX変換モデルの最適化
まずやろう 出力直後のモデルで、ということがリードミーにも書いてあるので
ここまで来たら多分何もしなくても流し込みで普通に動きます

●優先度高
・材質の色味確認
思った色味じゃなくなることが多々あります 多々……
大体超眩しくなってしまうんですけど、困ったことに解決方法がわかりません
いつも適当に色々弄ってます Vroidの色味をそのまま持ってくるには どうすればいいんだ

・準標準ボーン追加
無いと困る事はあるけど あって困る物ではないです 多分
捩りボーンは元々ついてるみたいです

・体形
Tスタンスに変換してのTransFormViewのスケールでがちゃがちゃします
割と無茶な変換してもあまり崩れない気がします 助かるラスカル
今回は体形を華奢にして頭部を小さくして腕を伸ばした感じ だったかな……

・材質描画順変更、透過部分の面削除
要するに顔周りとかでチラチラするヤツを消すということです
材質については、透過のないパーツ→透過のあるパーツ、の順に
上から下に並べ替えれば良いと思います
後は透過部分の面、透明で何も見えない部分も削除しておきます 念のため
なんかそれでも引きの時に顔に線が入ってたりしたりしなかったりなんですけどね どうすれば

・髪で描いた衣服パーツのウェイト置換
今回の腰ひもみたいなやつのことです
今回は腰回りの頂点を選択→ウェイト保存
からの腰ひもの頂点に転送 でまあまあ普通に動くようになりました
やる前に腰ひものウェイト情報を消しておくといいかもしれないですね……

●優先度中(※「×」項目は今回のモデルでは実施していない部分です)
・表情
Vroid産モデルは通常状態で口が少しだけ開いてるんですよね
気になる人は下唇の頂点をちょっと上に上げるといいかもしれない

・口の中
個人的には歯が目立ちがちだなあ……と思うので 歯を小さくしたりしてます
ただVroid産モデル、口内と舌と歯が全部同じ材質且つ通常形態で重なっているので
メチャクチャ調整しづらいです
連続した面を選択したりしてなんとかなりましたが 正直もうやりたくないよお
適宜こっちで材質分けるしかないのか……?
逆に言えば材質分けたら後から舌出しモーフとか作りやすそうですね

×表情モーフ
Vroidでの「にやり」だと、口の中央にて下唇は上に、上唇は下に行くようになってるのですが
他モーフと併用した時に少し変な形になってしまうので
モーフをやや修正した方がいいかもしれないです
動画内ではやってないですが動画作成後に修正しました えっ?次があるのか?

×瞳のウェイト塗りなおし
今回みたいな瞳が小さいモデルだと、どうしても配布モーションを読み込んだ際
過剰に上に行ったり下に行ったり白目になったりするので
ウェイトを塗りなおしてその辺調整した方がいいかもしれないです
私はできませんでした わからないので
仕方ないのでMMDの方でボーンフレーム位置角度補正で調節しました

×髪の物理
設定にもよるかと思いますがVroid産モデルだと大体髪がビヨンビヨンしがちなので
物理演算の設定をし直すのもよいかと
今回し損ねたので、動かない髪束の修正も兼ねて次までには直しておきます えっ?次?

×腰ひもの物理
どうせ作ったなら 動かしたかったよね
私はちょっと……まずどう取っかかればいいのか全く分からなかったので……ハイ……
もしかしたらVroidの方で揺れ設定しておけばワンチャンあったかも……しれない?

●優先度中~低
・材質調整
Vroid産モデルテッカテカのツヤッツヤなので
特に肌とか服とかはスフィアを変更した方が”っぽさ”は消えるかなあと思います
私はよく分からないので空白にしました 本当によく分からない

・モーフ削除
正確には「まばたき」のモーフを「笑い」のモーフに置き換えてます まばたきも然り
完全にキャラ性だけで入れた作業なんですけどもまあこういうことも あるよね
つまりこのアダムスは普通に(˘ ˘)目を閉じる事が出来なくなっています ジーザス

・身長
身長158cmで調整しました
1人でしか躍らせないなら意味無いかなとも思わなくも無いですが 気持ちの問題

・調整用ボーン作成
所謂多段ボーン?ですかね?多段ボーンに触れずに来たのでよく分かってないです
普通に楽になるので使ってます 何なら別に自作じゃないモデルにも使ってます


保存

MMDで読み込み


★MMDでやる事
モデル・モーション・カメラetc…を読み込んだ後、
このモデル(アダムスのモデル)を使用する時特有の作業が以下の通りです

・瞳の可動域の調整
上に書いた通りです ボーンフレーム位置角度補正です

・口元の調整
常に笑っていてほしかったので「にやり」を最初につけてます
モーションによっては最初にキーを打つだけじゃ足りないかもしれないですが
かといって表情大きさ補正で+するも1.000を超えると破綻する可能性もありますよねコレ
どうしようかねコレ

×描画順変更
PMXEでやったのと同じように
大体は「モデルを一番最後に読み込めばいい」と考えればいいんじゃないかなと
ただアクセサリとかエフェクトとか使う場合は段々その辺りややこしくなってきますね
今回はまあステージ無いので……

×目元の調整
アダムスなので
場合によってはまばたきのフレームを全部消した後
最初に1.000で打ってずっとあの^^顔で躍らせたりしてます そんで偶に開眼するのがいいんだ
ただこの方法だとウインクと相性が悪く、競合しては破綻します
使用したモーションに元々組み込まれているなら都度調整しなきゃかなあといった感じですが
後からここでウインクさせたい!となった場合に備えて
そういうモーフ作ってもいいかもしれないですね

★その他もろもろ
・肩回り
どうしてもモデルの構造上、
シンプルな箱型の胴に棒のような腕がくっついてる……みたいな形になってしまうので
その辺りどうにかしたいならもう着替えるか、
さもなくば1からモデリングするしかないのかなあ と……
頂点移動だけで解決できたらいいんですけど そんな予感はしないですね

・モーフ
「にやり」のとこでも言ったのですが、どうにも調整しづらい部分ですねココは
Vroidの表情機能追加で随分楽にはなったんですが
細かい形まで調整するにはやっぱりPMXEで頂点モーフ編集をしないといけないかなと
個人的にメチャクチャにトラウマになるくらい失敗してるので触りたくねえんだよ
そしてその分Vroidの方で調整できるようになったのはデカいんだよ

こんなとこでしょうか お粗末様でした
個人的にはウェイト周りの設定とモーフ周りの設定が狂うほど苦手です
その辺りをほぼ全てスルーできるVroidでのモデリングがあまりに助かり過ぎるんですよね 多大なる感謝を
まあここからでもクオリティは限りなく上げる事ができるだろうし どこまでも完成しない分野ではあるとも思うので まだまだ弄り倒そうと思います 気が向いたら(…)
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