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2025年06月19日
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永遠の美

2018年11月27日
●更新
しました!!!!!!!鉄は熱い内に打て いやそれは違うか テンション上がってる内にガーッと書いちゃいます
めっちゃくちゃ久しぶりに楽輝書きました
今回に限っては絶対にネタバレしたくないという思いで書いているので注意書きですら反転しないと全部読めない仕様にしました
知らないで読んだら死ぬレベルの地雷を持っている方だけ反転してください
とはいってもこのサイトの傾向からして恐らく平気な方がほとんどだと…信じておりますが

毎度書いてる蛇足についても今回は以下に畳みました
そのかわり割とがっつり解説しましたのでもしかしたら後々サイトの方に載せるかも…?まあ蛇足には変わりないんですけれども

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●全体を通して
先日pawooの方で呟いた、「長い長い年月をかけてようやっと生き返った20歳の折原と数千歳の若王子」が元です 流石に数千歳にはならなかったんですが
それとあと性癖のままに人類を滅亡させました!実は人類を滅亡させるのが好きです 政治関連の設定がかなりガバガバなのは目を瞑っていただけたら幸いです
胸中には「流石に500年時間があったら若王子といえど生物学も医学も工学も学べる」というテーマ…というか言い訳がありました

●適宜解説
・2020年
虎ちゃんとか校長辺りの知り合いの知り合いの上司の知り合いの……に頼み込んで折原の死体を保存してもらったのが2年前の2018年(死亡した年)
今回も「折原が死んだら若王子は相当追い詰められるだろう」という憶測の元話が進みます いつもの
「旭に出づる~」の世界線よりも、ちょっぴり環境が恵まれていて、ちょっぴり若王子が能動的だったのかもしれません
ちなみにこの時点で若王子は既に日本ではないどこかに住んでいます

・2022年
不老不死の研究が進み、いよいよ人間での実験段階に入ります
そもそも何の研究なのかというと、端的に言えば人間が命を自在に操れるようになるための研究…ですかね 神の領域と言われるアレ
若王子は恐らく折原を生き返らせるための技術が100年程度じゃ間に合わないことをこの時点で悟っていて、そのために不老不死開発の実験に加担した…とも言えます
物体保存についても触れてますが、この時点で既にある程度長期の保存ができる技術は開発されていました

・2026年
「■」は塗りつぶして消した部分です
この時点で既に非人道的な人体実験をすることは明らかであって、若王子もそれを日誌に書くか迷っていた事を表してます
ただし若王子は運良くお偉いさんに気に入られ生き延びる事が出来たとここで暗に示唆しています

・2030年
こんな実験を続けて仮に折原が生き返ったとしても、折原はきっと悲しむだろう…

・2033年
非常に短絡的な理由で戦争が勃発します
若王子にとっては一人で永い時間ゆっくりし続ける事も苦では無い気がします

・2040年
ヒント:かな入力

・2042年
戦争のあった7年の間にどうやら外に出たか連れ出されたか引っ張り出されたか拐われたかしたみたいですが日誌に書いてないので詳細はわかりません まあ早々死なないので…
でもどこに連れて行かれたとしても、折原がいる限りここには必ず戻ってこなければならないと思っていました

・2045年
どんなに素晴らしい芸術でもそれを芸術を認める人が居なければ価値を持たない
芸術というものは社会が有り文化が有り初めて成り立つ…みたいなことを言いたかったんだと思います これは自分の文に対する憶測です

・2050年
500年あれば~と言いましたが流石に4年で廃墟からネット接続は難しいのでは?
でも若王子はやればできる子なのできっとできるさ…

・2063年
人は死んだ人の声から忘れる、という説は割と有名なのではないでしょうか

・2100年
人が居なくなればインターネットも無限ではないと思うのですが、きっと世界の誰かが、人類が滅亡してもしばらくは生き続けるサーバーを構築していた事でしょう

・2135年
若王子ならきっと思い出してくれる でも瞼の下の瞳の輝きは思い出せないまま

・2210年
ここからかなり時の流れが加速していきます ちなみに言わずもがなだと思いますがここに書かれている物が日誌の全てではないです かなり飛び飛びです

時間は永遠だと示している文章がここまでで3回出ていますが、
1回目(2030年)では最善を尽くす為の策を練る時間について、
2回目(2046年)ではたった一人でほぼ神話レベルの技術を完成させるための時間について、
3回目(2210年)ではタイムリミットが無い事への自覚についてとそれぞれ意味合いが少しずつ違ったりしてます

・2287年
本当にそれが人類滅亡前から「百合」と呼ばれていた物かは実は怪しい

・2457年
多分マウスか何かでの実験 人類は滅亡しても生物が滅亡していた訳ではなかったらしい

・2615年
折原が死んでからここまで597年

・エピローグ
「有終の美」を座右の銘にしている折原が永遠の美を手に入れます
この世界で永遠に二人ぼっち、肉体が抹消するまで一緒……そう、ハッピーエンド!

●執筆に当たって
こういう変則的な文章は書いててとても楽しいです
一から全て説明しているわけではなく、若王子が書いている事をある程度意識しながら情報を小出しにしていく手法を取ったのでもしかしたらかなり分かりづらくなっているかもしれませんが……
あと正直もうちょっとSFよりファンタジー寄りにさせたかったというか……永遠を生きる若王子が社会に馴染めなかったり神様と崇められたりみたいな方向性にもしたかったんですけど結局研究所から永遠に出られませんでした
若王子と折原のキャラクター及びコンビ解釈として「永遠の若王子と刹那の折原」っていうのが自分の中であるんですが、誰も居ない幸福な世界で二人きりというのも禁断の果実の味を知らないアダムとイヴのようでまたアリ

長々と書きましたが要するに若王子はずっと折原の事を大切に思っていてくれ!ということです 終わり!
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